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弁護士を過度に恐れる必要なし、弁護士の言うことが絶対ではありません

こんにちは、きたろうです。

会社と揉めてたら弁護士が出てきた、そうなったらもう勝てない、そう思っていませんか?

全然そんなことありません。

弁護士というのはクライアントの言い分しか聞かないので正しい主張をしているとは限りません。

私も相手弁護士から電話で「あなたクライアントからちゃんとこの件の概要聞いてます?」と思うようなことを多々言われました。

とはいえ相手弁護士はこっちの言い分なんて聞いてくれません。(言わなくていいです、事前に言うと対策されます)

つまり、弁護士の言うことが全部正しいとは言えません。

今回はそんな都合の良い部分だけ鵜呑みにして攻めてくる弁護士に対する対抗策を解説します。

目次

弁護士はクライアントの意向に沿うのが仕事

弁護士は何も相手に勝つことが目的というわけではありません。

クライアントが望むなら和解を取り持つというのもあります。

そのためにもまず行うのがクライアントへのヒアリングです。

弁護士は両方の間に入って双方の言い分なんて聞きません。

片側だけの代理人です。

クライアントも弁護士は味方だとはいえ、都合の悪いことを言わない(言いにくい)こともあります。

それだと弁護士は困ります。

とはいえ、本当のことを言って弁護士が無理と判断し、力になってくれなくなるってこともあり得る話です。

弁護士はしっかりとクライアントからヒアリングをして自分たちの手札を理解することがスタートになります。

ですがこれ、簡単ではないと思います。

このような争いになると、人は自分にとって都合の良いことしか覚えてないものです。

クライアント自身がハッキリ覚えてないことを聞き出し手札を整理しなくてはなりません。

ここまでをクライアントの意向などを照らし合わせて引き受ける前に確認します。

引き受けてから次々と不利な証言などが出てきたら場合によっては依頼を途中で断るなんてこともありえます。

弁護士がいても恐れる必要はない

弁護士も争いの内容を全て理解しているわけではないです。

しっかりヒアリングできてない状態で答弁書を書こうものなら事実とズレが生じます。

もちろん経験値がある弁護士はそこまで想定済みです。

クライアントのことを100%信じるなんてことはしないです。

弁護士もクライアントを勝たせるためとはいえ嘘の証拠や証言を出すわけにはいきません。

クライアントも大事ですが一番大事なのは自分の身分です。

下手なことして弁護士のルールに反するようなことをしてしまったら資格に傷が付きます。

そこまでクライアントに尽くそうなんて流石にしません。

私(弁護士から見た敵)からしたらここが付け入るチャンスになります。

相手の発言から嘘や矛盾を探る

全てを理解しているわけではないのに証言をすると、おかしな点が出る可能性があります。

相手の発言で気になった点は全部覚えましょう。

1つ1つの争点にどれだけ証拠を持っているかが大事です。

証拠が少ないと相手に対しての主張が少なくなり、防戦一方になりかねません。

そうなると相手に発言させて無理矢理イチャモンをつけるくらいしかできなくなります。

これしかできないと裁判で心証が悪く見えます。

今回の私のケースでいうと、私は証拠をたくさん持っています。(相手が杜撰すぎるせいで)

  • 勤務態度が悪い → 具体的な証拠もエピソードもない
  • みんなから嫌われてる → みんなにそれ聞いたならその証拠出して
  • あなたは自主退職です → 退職届にサインしろという会社からの証言がありますけど?
  • 契約期間終了です → 契約途中で終了宣告されましたよ

相手が考えて出した手札を秒で反論できました。

自分の証言が正しいと言える根拠と証拠があれば相手の発言なんて恐れることはありません。

以上が弁護士を恐れる必要がない理由の解説になります。

弁護士とは法律に詳しいというだけで、全てを理解している神のような存在ではありません。

おかしなことも言いますし相手に法律の知識がないのをいいことにはったりをかまして言いくるめてやろうなんてこともしてきます。(私もされました)

ですが、そんなものにビビらないで下さい。

相手が確たる証拠を出してくるまでは恐がらなくて大丈夫です。

「証拠はないけど弁護士である私がかませば相手は怯むだろう」とか薄っぺらいことを考えてるだけです。

裁判や労働審判は証拠がものを言います。

素人より弁護士が言ってることの方が正しいよな、なんてことにはなりませんので安心してください。

弁護士も証拠もなくデタラメは自分の立場がマズくなるのでいいません。

自分が正しいと言える証拠を抑えてるなら堂々と主張しましょう。

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