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会社命令でやったは通用しない、訴えられるのはあなたです

こんにちは、きたろうです。

私は店舗責任者からの電話で解雇通告をされました。

それ事態おかしなことではあるのですが、気になるのは責任の所在です。

「会社の指示でした」「上司からの命令だったんです」と言いたいでしょうが、それは言い訳にはなりません。

法の前では誰が命じたかなんて問われません、誰がやったかが問われます。

もしあなたが誰かに対して侮辱的発言をした、パワハラ行為をした、それが会社の方針だったとしても訴えられるのはあなたです。

その責任も会社でなく、あなたの人生に降りかかってきます。

今回は命令に従っただけでは済まされない現実と個人として責任を問われる重みについて解説します。

目次

責任者が不明

私は解雇された時になぜこんな目に遭わないといけないのか説明を求めました。

具体的にいうと、誰が私を嫌っていて解雇したのかが知りたかったのです。

そうは言ってもそれが誰なのかは出てこないでしょう。

「会社の方針だから」この言葉を盾にするんです。

ですが、それで逃げられるほど甘くはありません。

解雇決定者が誰かわからない、その場合は解雇を通告した人が訴えられる可能性があります。

たとえ上からの命令だったとしても実行行為をしたわけですからね。

民事でも共同不法行為や使用者責任も問えます。

命令されたからやったのであって責任はない、そんなわけありません。

刑事事件であっても命令されたからは免罪符にはなりません。

よって、解雇を通告したのは自分だが決めたのは上司です、は法的に通用しません。

責任の押し付け合いが起こる

おそらくですが、今私が訴えている会社では責任の押し付け合いが起きてます。

なぜそう思うのか?

責任の所在以前に店長以外の登場人物が明かされないからです。

解雇するということは、権限がある人がその権利を行使する必要があります。

店舗責任者くらいではそんな権限はありません。

これも私の予想ですが、今回の件は店舗責任者やエリアマネージャーといった解雇に関する権限も持ってない人が個人的な感情に任せて私を解雇にしたのではと思っています。

バイトがクビにされたくらいで訴訟なんてしてくるわけないだろうと思ってたんですかね。

ところが私は実際に訴状を出しました、そうなるともう店舗内で収めるなんて話ではなくなります。

もう店舗でどうこうできる話ではなくなってしまったから本社対応になりました。

とは言っても本社にもこんなことを専門にしてる部署(法務部?)がある会社なんて少ないでしょう。

今の私のケースだと相手の会社は労務部が対応していますが、労務部も困りますよね。

◯◯店の店長がバイトにパワハラした?それでバイトが訴えてきた?対応よろしくお願いします。

なんて言われても「知らねえよそんなの、その店長が起こした問題をなんで何も知らない部署に投げるんだよ、そんなもん解決できるか」って思いますよね。

こんな小競り合いが起きると一番困るのは社長ではないでしょうか。

「解雇する権限もない奴が勝手に何してくれてるんだ、お前のせいで訴えられたじゃねえかよ」

これが本音でしょう。

会社は和解でなく何がなんでも勝つという選択をしたそうです。

会社は守ってくれるは幻想

命令に従ったんだから会社は守ってくれるか?

どうでしょうかね。

会社はあなたを「守る」のではなく「使う」だけかもしれません。

会社が一番守らなければいけないもの、それは会社です。

そのために実行者を生贄にしてリスクを最小限に抑える、全然あり得る話です。

実際に実行してしまったのでしたらもう遅いです。

訴訟になれば会社より先に実行者個人が法的責任を問われることもあります。(私がまさにこれで会社より先に店長個人を訴えてます)

ですが、最後まで守ってくれる可能性もあります。

大切な社員を守らないといけない、なんて素敵な理由ではなく責任を押し付けて切り捨てたら全部ばらしかねませんからね。

トカゲのしっぽになりたくなかったらあなたも会社と対立する必要があるかもしれません。

命令されたら従わないといけないのか?

ここで考えて欲しいことがあります。

会社員である以上会社の指示にはある程度従う義務があります。

とはいえ、やってはいけないことはやってはいけません。

これ闇バイトと同じです。

なんなら指示役よりも実行役の方が罪が重い可能性があります。

実際の闇バイトも指示役は刑期がある処分になりますが、実行役は終身刑になりますよね。

やはり実行役が一番悪いとみなされます。

会社命令とはいえ明らかに悪いこと、法に触れるようなこととわかっているなら従ってはいけません。

そんなことを言われたらどうしたらいいか?

指示された証拠を取りましょう。

違法行為を命令する上司なんて信じてはいけません。

自衛手段を取らないと本当にあなたが一番の悪者になってしまいます。

以上が会社命令でやったは通用しない解説です。

実行したあなたが誰が決定したかは言えない、知らないのであればあなたが決定者とみなされるのは自然なことです。

闇バイトの首謀者が言い逃れするのと同じで会社も「現場の判断だった」「店長が決めた」などと自分(会社)に火の粉が飛ばないようにするのは常套手段です。

本当に会社が守ってくれると思っていたらとてつもなく痛い目に遭うかもしれません。

今からでも会社の指示でしたと言える証拠を押さえましょう。

会社にはお世話になってる?

法に触れることを指示する会社なんて信用していいわけありません。

会社が大好きで会社側につきたいと思うなら構いませんが、実行犯であるあなたは他の社員とは立ち位置が違います。

都合が悪くなれば切り捨てる、法律違反を指示する組織の中でただ従っただけの人間が最後どうなると思いますか?

今一度よく考えてみましょう。

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