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なぜすぐバレる嘘をつくのか?一番被害を受けるのは社長

こんにちは、きたろうです。

裁判に向けて日々準備をしているのですが、なんでこうもお互いの言い分が噛み合わないんだ?と疑問に思えてなりません。

私目線から言うと「なぜ相手は嘘をつくんだ?」ということです。

そこで私はなぜ会社は嘘をつくのかを相手の社長目線で考えてみました。

普通に考えたらこんなことしない方がいいですよね?

それでも会社(社長)が嘘をついてまで守ろうとするものは何か?

私のケースに当てはめてこの件を考えてみたいと思います。

目次

社長は起きた後に全てを知った可能性がある

通常従業員を解雇しようとするならば、社長が知らないなんてことはまずないでしょう。

丁寧に手順や理由に不備や穴がなくやらないと後々面倒なことになりかねません。

  • クビにしたい従業員はそれ相応の理由はあるのか
  • 手順に不備はないか
  • 法律の専門家にもチェックしてもらう

社長はこれをクリアしたかを確認した上でGOを出すでしょう。

ですが、今回はこれらを社長がチェックもしてなければこんなことが起きていたことすら知らなかったと考えられます。

理由は上記の項目をどれもクリアしてないからです。

最終的な責任を問われる社長が杜撰な計画にGOなんて出すはずがありません。

つまり、社長の知らないところで勝手にことを企て勝手に実行したと思われます。

なんの権限もない下っ端が個人的な感情で勝手なことをしたんでしょう。

そんな最悪な状況になってから社長の耳に入り、そこから対策を考えたと考えられます。

前例を作りたくない

一度でも不当解雇でした、パワハラがありましたと認めてしまうと同様のケースで他の社員にも訴えられるリスクが考えられます。

1人でも認めると、心当たりがある人が次々と訴えてくるかもしれないということを恐れているのでしょう。

私のケースでいうと、こんな杜撰なやり方で従業員を解雇するなんてどう考えてもおかしいです。

おそらく、過去に何回も似たようなことをしているのではないでしょうか。

何回もやって成功しているから今回も大丈夫だろう、そんなところかなと。

泥棒なんかも何回もやってくうちに警戒心が薄れて犯行が雑になってバレますからね。

今回は相手が悪かったようです。

企業イメージの保守

口コミや従業員の評価は大切です。

元従業員に訴えられて負けた、パワハラがあった会社、などという評判が立つと企業として致命的です。

採用や取引先にも影響が出るでしょう。

なので、内部で無かったことにしたいという結論に至ります。

とはいえ、今回のようにもう訴えられてしまってる場合は遅いです。

これを払拭するにはもう何が何でも裁判で勝つしかありません、和解ではダメです。

損害賠償や慰謝料請求を恐れている

非を認めるということは、賠償を認めるということに直結します。

請求される金額は内容によりますが、不当解雇なんかだととんでもない金額になるでしょう。

社長からしたら絶対に払いたくないお金です。

「馬鹿な部下が勝手にやったことだ」と言いたいでしょうが、それでも社長には責任はあります。

これは民法の使用者責任というものです。

請求金額があまりにも高額だと、払って済むなら払ってしまおうかとするのも難しいです。

中小企業の社長でしたらある程度会社のお金の使い方に自由が効きますが、管理体制がしっかりしている会社だと簡単にはいかないでしょう。

総務・経理・顧問税理士・他の役員などが慎重に検討するでしょう。

払う払わないの前に、会社が払う必要があるのかということも検討するでしょう。

まあ、それでも最終的な責任は会社にありますけどね。

社内秩序の乱れを防止

会社内でいざこざやトラブルが起きることくらいはよくありますが、裁判沙汰なんてことはそうそうないでしょう。

ましてやその内容が社内で起きたトラブルだとしたら、そこで働く社員は不安になるでしょう。

会社に守ってもらえてるという安心感があるのが会社員のメリットです。

ですが、問題が起きた時に会社が守ってくれないと思うとどうでしょうか?

会社の指示に従って業務にあたっていたのに問題が起きたら助けてくれない。

社員の間でこんな意識が広まったら間違いなく業務に支障が出ます。

これも社長の立場からしたら絶対に避けたいですね。

以上が会社(社長)が嘘をつく理由です。

最も重大な判断をすべき立場の人間が事態を把握せず、責任も取らず現場の暴走を放置したまま組織運営をしていたとするならば、それはトップとしての責任放棄に他なりません。

部下を守るつもりで嘘を重ねた結果、最終的に大きなダメージを受けるのは他でもない社長自身です。

和解の選択肢を捨てた理由はわかりませんが、取り返しのつかないところまできて状況を理解し、それでもまだ従業員を守ろうと嘘をつく姿はある意味いい社長だなと感じますね。

労働審判と民事(簡易裁判)両方に弁護士までつけてなんとしても知らぬ存ぜぬでやり過ごそう。

これは果たしてトップとして正しい判断なのでしょうか?

和解交渉すらせず徹底的に交戦するようですので、それがどうなるか実物ですね。

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