こんにちは、きたろうです。
今回は簡易裁判所まで行って訴状を提出した時のお話をします。
解雇された日からずっと「訴えてやる」と意気込んで色々調べて行動し、本当に訴える手続きをしました。
訴えるって、どんなことをしたらいいの?
わからないですよね、普通に生きてたらそんな場面に遭遇しないですもんね。
今回は訴状を出すまでに私が行ったこと、裁判所のことを解説します。
簡易裁判に提出する訴状はこんな感じ
まず訴状を作成することが第一歩です。
訴状とは、裁判を起こすために裁判所に提出する最初の書類です。
訴状には何を書けばいいのか?
「誰が」「誰に」「どの裁判所に」「どの理由で」「いくら請求するか」「その根拠」
これを端的に道筋を立ててまとめたものが訴状です。
私はこれをiPhoneのPagesで作りました、全部で3枚で収まりしたね。
- 1枚目 自分と相手の住所・連絡先、請求の趣旨
- 2枚目 請求の原因、何があったのかを分かりやすく説明
- 3枚目 添付書類 訴状提出時に添える書類を記載する
たったこれだけです。
できた書類は簡易裁判所で提出前に職員の人がちゃんとできてるかを見てくれますのでそこまで神経質にならなくて大丈夫です。
職員の人が見てくれるのは訴状がルール通りにできているかだけです(連絡先が抜けてる、日付が間違えてる、誤字がある)など。
訴状の内容についてのアドバイスはしません(この内容で訴えるって変ですかね?等)
簡易裁判所はこんなところでした
では実際に提出した時のお話をします。
私は千葉県民ですが、相手企業が東京なので東京の簡易裁判所に訴状を提出しました。
訴状は相手の住所地を管轄する裁判所に出します。
なので私は東京簡易裁判所がある霞ヶ関まで行ってきました。
霞ヶ関駅からはすぐの位置にあると思っていたのですが、大きすぎて裁判所の入り口がわからず彷徨いました。

知ってます?裁判所って種類がたくさんあるんですよ。
- 東京地方裁判所
- 東京簡易裁判所
- 東京家庭裁判所
- 東京高等裁判所
これが全部一塊になってるんですよね、さらに似たような組織が似たような外観の建物で近くにあるんです。
紛らわしいことこの上なかったです。
ちなみに私が行きたかった簡易裁判所は霞ヶ関駅のB1a出口を出て左に歩いてすぐのところでした。(外観を撮りたかったのですがすいません、警備員がたくさんいたので断念しました)
恐る恐る中に入るとびっくり、入り口で荷物検査・金属探知機がありました。
場所が場所だけに怖いものでした。
ここでアドバイス、ちゃんとした格好で行くことをお勧めします。
ジーパンTシャツなんて人は1人もいませんでした。
訴状提出
無事入場できたら地下にある訴訟手続案内という窓口で手続きに関する質問に答えてもらいます。
上にも書きましたが、念のためもう一度。
職員の人が見てくれるのは訴状がルール通りにできているかだけです(連絡先が抜けてる、日付が間違えてる、誤字がある)など。
訴状の内容についてのアドバイスはしません(この内容で訴えるって変ですかね?等)
ここで訴状をチェックしてもらったら受付に提出しましょう。
といきたいのですが、その前に用意するものがあります。
収入印紙と郵便切手です。
収入印紙(手数料)
これは請求する額で変わります。
- 10万→1000円
- 20万→2000円
- 50万→5000円
- 100万→10000円
- 140万→15000円
今回の私の民事は20万なので2000円の印紙を買いました。
郵便切手
裁判所が通知を送ったり書類をやり取りするために必要な郵便代。
私は8000円分買いました、みんな買うからか同じ建物内にあるコンビニにもうセットされたものが売っていました。
これを準備したら今度こそ訴状提出です。
上の階に受付があり、そこで準備したものを全部渡します。
それでもう「あとよろしく」と言って帰れるのかな?と思っていたのですが、やはり違いました。
訴状内容について軽く質問をされ、それに答えるという時間がありました。
そんなに難しい質問は飛んでこなかったですね、聞かれたことだけ答えて終わりました。
これで無事店舗責任者をパワハラで訴える簡易裁判の手続きが完了しました。
最後に後日担当から日程を決める連絡が行きますと言われ裁判所を出ました。
以上が訴状提出の解説です。
なかなか勇気が入りましたね。
ですがやはり行くと意識が変わります。
裁判とは人生に大きな影響を与える重大なものです。
心が弱いと勇気が出ずに訴えることをやめてしまうような人もいるのではないでしょうか。
それでもいいと思えるならそれでもいいと思います。
私は自分の尊厳のために闘うと決めたので訴状を出すことに躊躇はありませんでした(性格が悪いだけ?)
もし闘おうかどうしようか迷っているようでしたら裁判所に行ってみるというのもいいのではないでしょうか。
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