こんにちは、きたろうです。
勤務態度が悪いからクビ、よく聞く解雇理由ではないでしょうか?
証拠もなくこんなとってつけたような理由で解雇され、諦めてしまう人がいます。
いうまでもなくこんなものは認められません。
私も突然、いきなりかかってきた電話一本で解雇を通告されました。
理由は勤務態度が悪く、みんなから嫌われているとのこと。
何を根拠にこんなことを言っているんでしょうか。
こんなふざけた理由で解雇を突きつけられ諦め、何も手を打てず泣いている人にこの記事を読んでほしいです。
絶対に泣き寝入りなんてしないで下さい。
勤務態度が悪いとは?
まずこの勤務態度が悪いって何よ?って話ですよね。
一般的に考えたら
- 遅刻や欠勤が多い
- 仕事のクオリティが低い
- 同僚とコミュニケーションができてない
- 問題をよく起こす
こんなところでしょうか。
確かにこれが全部当てはまるような人だったら問題あるかもしれません。
ですが、だからと言ってすぐに解雇はできません。
これらの問題があるなら会社側はそれを改善させるアクションを起こす必要があります。
- 個別で話を聞く、教える
- 改善計画を立てて実行する
- それらを記録に残す
これらが必須です。
勤務態度が悪いと言われたらもちろん改善をする努力はする必要があるでしょうが、具体的にどこがどうよくないかを確認しましょう。
謂れのないことを指摘されたり身に覚えがないことを言われたりしたら記録しておきましょう。
嫌いくらいでは解雇なんて成立しない
職場の人たちから嫌われている。
こんなもん解雇理由になるどころか、そもそも解雇問題に関係すらありません。
まずこれ、どうやって立証するの?って話ですよね。
全員にアンケートでもとって全員がその人のことを嫌いと言えば正当な解雇として認められるのでしょうか?
現実的じゃないですよね。
これは言った人の主観でしかない話です。
個人の好き嫌いで人を解雇なんて議論の余地もないです、馬鹿げてるの一言。
こんなこと言われたら容赦なく訴えてやりましょう。
これ、本当に人を傷つけるだけのただの暴言です。
録音でもして証拠をとり容赦なく少額訴訟でもしてやりましょう。
私のケース
私は多少会社と言い争いをしてはいたものの、他のスタッフとも仲良く働いていました。
勤務態度もちゃんとしていたと自分では思っています(少なくとも勤務態度を注意されたことはありません)
なので、会社側が主張する勤務態度が悪い、あなたは同僚から嫌われている、という主張は正当性がないと言えます。
このようなことを言われたら必ず理由を聞いてください、できたら書面での回答をお願いしましょう。
私は本当にこんな扱いを受けるようなことをした覚えがありません。
会社からしたら不満を口にするスタッフなんて目障りだからクビにしてやろうと思うかもしれませんが、会社も聞く耳くらいは持たないといけません。
じゃないと会社がやりたい放題できちゃいますからね。
勤務態度が悪いは正当な理由がないから出る言葉
そもそもこの勤務態度が悪いという言葉は何か?
正当な理由がないのに解雇してしまい、説明を求められ咄嗟に出やすい言葉なのでしょう。
労働契約法では、客観的合理性と社会通念上の相当性がなければ解雇は認められません。
横領や暴力行為でもしない限り一発退場なんて認められないと言っていいでしょう。
ですので、もし解雇通告をされて的確な解雇理由が説明されなかった時は不当解雇だと判断してもいいと思います。
実際会社に対して貢献できてないとか気にする必要ありません。
最低限やることやっていたら文句言われる筋合いなんてありません。
給料分の働きをしてないなんて言われたらそれがわかる一覧表でも持って来いとでも言ってやりましょう。
とはいえ、証拠がある場合はまずいですよ。
特に遅刻が多いや欠勤をするというのは証拠がありますからね。
私は本社の労務部に勤務態度が悪いと言われた時、自分の正当性を主張すると同時に頻繁に遅刻する社員を引き合いに出しました。
「私の何が勤務態度が悪いとみなされるのでしょうか?社員の◯◯さんは早番の時高確率で遅刻してますよ?時間通りに出勤しているところなんてほとんど見たことないです」
自分より勤務態度が悪そうな同僚が何も処分されていないのでしたらこのように引き合いに出してみるのも有効かもしれません(その人には悪いですけど)
ちなみにこの引き合いに出された社員は今はフロント業務から外されたそうです・・・なんかすいません。
以上が勤務態度が悪いが解雇理由にならないことの解説です。
正当な手順を踏んで解雇している会社なんて少ないでしょう。
大変で時間がかかるし解雇要件を全部満たしていないといけないなんてハードルが高いですからね。
会社というのは法ではなく圧力で解雇を受け入れさせようとするんです。
「解雇なんて不当だ!」と言ったところで
「そう思うなら裁判でもする?裁判なんてできるの?弁護士雇えるの?時間もかかるよ?やったところで勝てる保証なんてないよ?負けたら大損だよ?」
こんなこと言われたら多くの人は尻込みするでしょう、これが会社側の作戦なんです。
ですがこんな卑怯なことする会社に屈してはいけません!
闘えば負担が大きいのは実は会社の方です。
悪いことをしている自覚があるなら弁護士に相談する必要があります、裁判で負けたらダメージがでかいですからね。
弁護士を立てたところで丸投げするわけにもいきません、通常業務をしつつ裁判対策が追加されます。
解雇された側は勝てるかどうかわからないかもしれませんが、訴えると決めた時点で会社側には大きな負担が発生するのです。
それだけでもやる価値はありますよね。
不当解雇だと思うなら必ずその証拠はあるはずです。
その証拠さえあれば1人で闘えます、労働審判なら時間もかかりません。
みんなが勇気を持って闘えば会社も簡単に人を解雇しようとしなくなるはずです。
そうすれば世の中の会社はもっと人を大事にしようと考えるようになり、働きやすい社会になると思います。
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