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訴えた方が損をする?いいえ、逆です

こんにちは、きたろうです。

裁判なんてやるもんじゃない、訴えたりしたらこっちが不利だ。

そう信じている人は少なくないと思います。

確かにめんどくさそう、お金もかかりそう、そんなイメージはありますね。

でもそのイメージは合っているのでしょうか?

実は現実は逆です。

裁判を起こした方が圧倒的有利に立っていることが多いのです。

今回は裁判をする=損という誤解を解きたいと思います。

目次

なぜ訴える側が有利なのか?

今回の私のようなケースだと(不当解雇)会社は正当性の立証責任を負います。

訴える側の私は訴状を出すだけで訴訟が始められますが、訴えられた側は私の訴状内容全てに正当性を説明することが求められます。

この時点で会社は大きな負担がかかります。

その負担はざっと考えても

  • 担当者への聴取
  • 顧問弁護士へ相談(いなかったら弁護士探しから)
  • 社内調査
  • 上層部への報告

これらを通常業務をしながらやらなければいけなくなります。

それにこんな突飛な出来事、普通の社員がうまくまとめられますでしょうか?

解雇問題って、労務?人事?法務?

状況把握だけでも時間がかかります。

金銭的負担も会社側の方が大きい

裁判をするとなると弁護士を頼りたいと思いますね。

ですが弁護士費用というものがよくわかりませんよね。

ここが一番のネックで裁判をやりたくても尻込みしてしまう原因です。

ですがこれ、相手も同じです。

さらにいうと証拠がしっかりあって自分1人でも裁判できそうだって人は弁護士費用かかりませんが、会社はそうはいきません。

特に自分たちに非があると思っている場合は頼らざるを得ません。

こっちは本人弁護でやってみよう、相手は探られたらまずいことがあるから弁護士に助けてもらおう。

この時点で会社には多大な出費が発生しています。

顧問弁護士費用が月に3〜5万、裁判対応となればおそらく別料金が発生しますので着手金が20〜30万くらいですかね。

今回の私のケースで言うと労働審判に弁護士が出てくる、それに店舗責任者に対して行う簡易裁判にも弁護士がつくそうなので(絶対に必要ない)この時点で会社は50万ほどの出費が発生してると思われます。

着手金だけですから長引いたりしたらまだまだ請求されるでしょう。

裁判やるだけで相手はこんなにも金銭的負担が発生するんです。

仮に私が今から訴状を取り下げてもこの50万は返ってきません。

相手に金銭的負担を負わせられる、それだけでもやってみようかなって気になりませんか?

お互い負うリスクの差

では次にリスクを考えてみましょう。

裁判で会社側が負けた場合、それが記録として残ります。

これは相当でかい損失で会社は何がなんでも避けたいところです。

再発防止命令や是正勧告があれば信用にも影響が出るでしょうし助成金なんてもらっておきながら従業員を解雇にしていたなんてことが発覚したらとんでもないペナルティが科されるでしょう。

そのため会社側は少しでも勝つため、ダメージを少なくするために弁護士をたてるのです。

それでも勝ち目がないとなったら和解交渉になります。

和解をしたいのなら相手の請求額を払う必要がありますのでここでもまた出費です。

弁護士をたてれば確実に勝てるわけではありません、なので和解となると弁護士費用分余計な出費が増えるだけなんですよね。

これが会社側が負うリスクです。

では訴えた側はどんなリスクがあるか?

基本的にはありません。

負けたところで罰金や賠償金などの金銭的リスクは発生しません。

訴えたからといって責められたりしないか?法的にはありません。

マイナス点を挙げるとするなら

  • 訴訟にかかった費用(数千円)
  • 費やした労力
  • 精神的ストレス

くらいですかね。

現時点の私がマイナスと感じる点は申込時に払ったお金くらいですかね。

費やした労力は労働者なら知っておくべきことが知れたと思えてますし精神的ストレスはほぼないです。

起きたことを全部ブログのネタにしてやろうと思っているのでストレスどころかむしろ楽しいです。

といった感じですので、多少面倒はありますがやるだけやってみるかって思える価値は十分あります。

以上が訴えられた側の方が損をする理由です。

負担の多さは桁違いに会社側が多いです。

訴えられた側は当事者が包み隠さず全てを曝け出して一丸にならなくてはなりません。

そうは言ってもこれが簡単にはいきません。

それは責任を負いたくないからです。

綿密な計画を立てた上での解雇でしたらその計画案を説明すればいいですが、カッとなって突発的に解雇したなんてことでしたら膨大な手間が発生します。

特に解雇決定者が責任逃れで逃げ回っていたりなんかしたら会社も対策を立てようにも立てられません。

そんな状態では弁護士だって相談されても困ります。

当事者で話し合いをしようにも「あれ?これ悪いの私じゃない?」なんて心当たりがある人が素直に白状するでしょうか?

会社のことより自分の立場を優先したくなるのが人間の性です。

こんな人が1人でもいたら一丸にはなれないでしょう。

このように訴えられた側にやましいことがあれば墓穴を掘る可能性もあります。

リスクはありません、やるだけやってみませんか。

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